豆知識
この様なお問い合わせ頂きました「フード選びに迷っています」
豆知識
この様なお問い合わせ頂きました「フード選びに迷っています」

ドッグフードメーカーの本音①「フード選びに迷っています」この様なお問い合わせ沢山頂きます。
2020年時点で全国にペットフード製造メーカーと位置付けられる会社(個人販売も含む)は
1300社あると言われています。
*ドッグフードからおやつの製造までを含む会社数
この中からフードを選ぶ事って容易な事ではないですよね・・・
今日はフード選びの事について私達の様なフードメーカー視点で少し書かせて頂きます。
国内で流通しているドッグフードの9割は「良いフード」です。
それぞれ製造している会社によりコンセプトが違いますので全て一緒ではありませんが、国内・海外ともにペットフードの安全基準や栄養基準を定めるルールがあります。
ほとんどの会社はこのルールを元にフードを製造します。
定められたルールの中で製造していますので、決して悪いフードではありません。
よく「このフードは良いフードか?」「どこどこのフードは悪い!」など耳にしたりしますが、良い!悪い!ではなく
その子に合っているか?合っていないか?が大切です。
『合わないから悪いというイメージ』を消費者は抱きがちなので、まずは何が合うのか?という視点で観て頂くと長期に渡りコンディションを維持しやすいフードに出会えると思います。
私達はお問い合わせ頂いた時に「今のわんちゃんのコンディション」をお聞きします。
逆にコンディションが安定しているなら無理にフードを代える必要は無いとも思っています。
和食の一汁三菜の生活をしてコンディションが良い人に急に欧米食に切り替える必要は無いのと同じです。
フード選びに迷われる方が陥る罠??
フード選びに迷われている方は現在非常に多いと言われています。
『フードジプシー』でお悩みの方も沢山いらっしゃいます。
先日お電話頂いたお客様は、全部で7種類の違うメーカーのドッグフードを常備しており、その日に寄って愛犬の食べる食べないを観ながら生活していると・・・
もう愛犬の食事時になると飼い主が「今日はどれを食べてくれるか?」と戦々恐々とした気分になり食事に1時間以上掛けており日々、困っているとの事でした。
当然そうさせてしまった飼い主が悪いのですが、よくこの様なジプシー化してしまったお客様からお聞きする一言があります。
それは・・・
(インターネット情報)です。
他者の正しくない知識や情報がインターネットで手軽に手に入り、その間違った情報やイメージが簡単に共有出来てしまうからです。
では、その情報はどの様に共有されて行くのか??
主にアフィリエイトやフード販売店のLP(ランディングページ)です。
オーナー(飼い主)はこういうサイトなど観てどんどん困惑していきます。
皆さんも結構、目にしていると思います。
俗に言う「まとめサイト」や「アフィリエイト・ブロガー」などです。
*アフィリエイトとは・・・
インターネットを利用した広告プログラムの一種です。 ECサイトやオンラインショップで販売されている商品をウェブサイトに掲載すると、そこから発生した売り上げの一部が還元されます。
つまり、商品を自分のメディアで紹介することによって、お金を稼ぐことができるようになる仕組みです。
よくこういうの見ませんか??
『ドッグフード研究室!!A社・B社・C社のドッグフードを比べてみました!』
『愛犬歴20年!!おすすめする安全なドッグフード!!』
こういうサイトのほとんどは営利目的の何の根拠もない情報です。
不思議に思いませんか?商品を購入して中長期に渡り使っている写真や使用経過の情報が一切ないんです。使ってもいないのに何が解るのでしょうか?
商品に記載されている原材料や成分値のみで良い悪いの判断をしています。
上記に書いた通り「その子に合うのか?合わないのか?」も判断なしで良い悪いを決めているのは良い事ではないのですが
特にお悩み中のオーナー(飼い主)は、この様な情報に迷っていきます。
そして、この様なサイトには最後に一番おすすめの商品を買えるボタンが何故か?あります。
この時点で営利目的な情報という事が解ります。
フード選びはわんちゃんの一生を左右する大切な選択です。
先ほどもお伝えしましたが「今、健康状態が良く元気であれば無理にフードを代える必要はない」と思います。
わんちゃんは、言葉を発し「このフードにして欲しい」と私たちに言えません。
ですので、飼い主様が今の状況を的確に判断頂き与える(使用される)フードを選んで頂く必要があります。
「現在の我が子の状態はどうか?」を元にフード選びを頂くとスムーズにフードをお選び頂けると思います。